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メタボリックシンドロームとは?
過食と運動不足による内臓脂肪蓄積が、血糖、血圧を上昇させ、脂質代謝異常を引き起こし、
心臓病や脳卒中などの動脈硬化性疾患をまねきやすい複合病態です。
心臓病と脳卒中を合わせると日本人の死因の1/3を占めますが、このいずれもが動脈硬化が原因でおこります。
動脈硬化をすすめる危険因子としては、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、糖尿病、肥満などがあげられています。
かつては、これらの危険因子がそれぞれ単独に動脈硬化を促進しいると考えられていたのですが、
近年になって、危険因子が重なれば重なるほど、動脈硬化によって起こる心臓病や脳卒中の危険が
高まることがわかり、これを「マルチプル・リスクファクター・シンドローム(危険因子重複症候群)」と名づけました。
4つの危険因子すべてが重なり合えば危険は何十倍にもなるので、
「死の四重奏」とか「シンドロームX」とも呼ばれています。
さらに研究がすすんで、肥満のうちでもおなかに脂肪がたまる、内臓脂肪型肥満(内臓脂肪蓄積)が
動脈硬化を進行させるおおもとの原因であることがわかってきました。
内臓脂肪蓄積があれば、高脂血症や高血圧、糖尿病などがおこりやすくなり、
しかも、これらが重複すると、その数が多くなるほど、動脈硬化を進行させる危険が高まるのです。
こうしたことから、内臓脂肪蓄積に加えて、空腹時血糖や血清脂質(HDLコレステロールと中性脂肪)、
血圧が一定以上の値を示している場合を、「メタボリックシンドローム」として、取り上げるようになりました。
これは世界的な流れですが、わが国でも今年の4月からスタートする「特定健診・特定保健指導」の中で、
この考え方をとりいれ、新たに内臓脂肪蓄積を診断するために「ウェスト周囲径」の測定を検査項目に加えました。
尚、特定健診・特定保健指導では、メタボリックシンドロームといわず、「内臓脂肪症候群」の名称を用いています。
メタボリックシンドロームは、血糖、脂質、血圧が治療を要するほど高値でなくても、
動脈硬化が進行しやすいたいへん危険な状態ですので、今のうちから生活改善を心がけて、
動脈硬化の進行にブレーキをかけ、生活習慣病を未然に防ごうというのが、
メタボリックシンドロームを取り入れた基本的な考え方なのです。
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