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睡眠時無呼吸症候群…心疾患悪化の原因に

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睡眠中に呼吸停止の状態を繰り返す睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、

心臓病を悪化させる原因の一つであることが研究で分かったそうです。

 

睡眠中の体内の酸素不足が動脈硬化を抑える善玉タンパク質「アディポネクチン」の分泌量低下に関わり、

夜間に心筋梗塞など重症の心臓病が発症しやすくなるとみられます。

SASは体重の減量、睡眠時の酸素補給などの治療で改善できる為、睡眠の質、

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の有無など早めの健康チェックが大切です。

 

この研究は、夜間に心筋梗塞などを起こして緊急入院する患者が

SASを合併しているケースが多いことから関連を調べた結果分かったものです。

 

心筋梗塞など冠動脈の病気は、動脈硬化で血流が妨げられることで起こります。

それを修復するアディポネクチンの量が変動しているのではないかと考え、

血液検査で測定した結果、重症のSAS患者ではアディポネクチンが低下しているうえ、

夜間に大きく減少することが分かりました。

内臓脂肪の蓄積量を示す指数(ウエストとヒップの周囲径の比)でみると、

内臓脂肪が多いSAS患者ほどその傾向が強かったそうです。

 

内臓脂肪の蓄積に加え、無呼吸状態の酸素不足によってアディポネクチンの分泌量が減り、

血管の修復が十分にできなくなります。

低酸素の悪影響が皮下脂肪よりも内臓脂肪に大きく出ることも分かっています。

 

また、冠動脈疾患(心臓病)になるリスクを持つ患者について行った検査では、

診断基準でメタボとされる内臓脂肪蓄積量でSASを併せ持つ93%の患者は、

高度の冠動脈狭窄(きょうさく)を持っていたそうです。

内臓脂肪が基準未満でSASもない人の高度の狭窄は14%。

 

SASとメタボが合併すると夜間に心筋梗塞を起こしやすいだけでなく、動脈硬化が悪化しやすく、

アディポネクチンの分泌量の変化が関係していること分かってきたことにより、

SASやメタボの治療でアディポネクチンの分泌量を増やせれば、心臓病が防げる可能性もあります。

 

※睡眠時無呼吸症候群(SAS)

  睡眠中に呼吸が停止する病気。

  咽頭など上気道の狭窄により喉が塞がることなどが原因とされます。

  40~60代の働き盛りの人に多く、睡眠不足で昼間の勤務中に居眠りし、運転ミスなど

  重大な事故につながる可能性もあります。

 

 

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